インプラントimplant
豊富な知識と経験に裏打ちされたインプラント技工
埼玉の歯科技工所「RINTEC Dental Laboratory」の代表・林は、東京医科歯科大学の非常勤講師としてインプラント実習を17年以上指導してきました。また、歯科医師とのセミナー実施や多数のインプラント症例を経験しております。「Quality First」を理念とし、デジタル技工を取り入れて適合・形態・咬合・清掃性を意識して高品質を追求した補綴装置をご提供できるのが当社の強みです。STLデータによる発注も受け付けておりますので、インプラント技工のことでしたらお気軽にご相談下さい。
全顎的インプラント技工について
- 全顎におよぶ症例では、前歯部・臼歯部の3箇所で精密な咬合採得をおこないます。咬合高径に多少の誤差があることを考慮し、必要に応じてレジンで形態を回復し二度目の咬合高径の確認をします。この時に、適合・形態・清掃性も併せて確認します。その後、リマウントをして補綴装置を完成させます。
- 完成した補綴装置を口腔内に装着した状態です
- 術前・術後の口腔内写真です。
スクリュー固定タイプについて
スクリュー固定タイプは、歯冠部にアクセスホールが出現するため、審美・咬合・構造・操作性を考慮しなければなりません。インプラント周囲炎などの問題が発生した場合、すぐに取り外して治療ができるメリットがあります。
- 審美領域では歯肉の安定が大切であるため、プロビジョナルによるサブジンジバルカントゥアの調整が必要になります。最終補綴装置もプロビジョナルの形態に合わせていきます。
- 補綴装置でサブジンジバルカントゥアの形を変えることは、歯肉が退縮する原因のひとつになります。プロビジョナルの形態と一致させることで、歯肉と補綴装置の調和が保たれ長期的に安定すると考えています。
審美性を高めるアクセスホールの角度修正
審美領域ではアクセスホールの出現によって問題が生じることがあります。前歯部の切縁付近にアクセスホールが接した場合、15度程度の角度補正により審美的に改善することができます。どうしても難しい場合は、セメント合着タイプを選択します。
上顎1①2②
- 左上3のアクセスホールが切縁にかかり、角度補正で審美的に改善された症例です。
上顎②1①2③
- 右上2、左上1、3のアクセスホールが切縁にかかり、角度補正で審美的に改善された症例です。必要に応じてレジンで形態を回復して試適を行います。
セメント合着タイプについて
セメント合着タイプは、アクセスホールが存在しないため審美性に優れています。ただし、何か問題が起きた場合には、すぐに外すことができません。 また、アパットメントのフィニッシュラインを歯肉縁下深くに設定してしまうとセメント除去がしにくく、インプラント歯周炎の原因となる可能性があるため注意が必要です。
左下④⑤⑥⑦
- ジルコニアでの上部構造は蠟着ができないため、多数歯インプラントでは試適が必要になる症例もあります。
完成前に適合・形態・咬合・清掃性を確認する
補綴装置の完成前に適合・形態・咬合・清掃性を確認したい場合は、フレーム上にレジンで形態を回復して口腔内試適を行います。インプラント本数が多い症例では、印象採得時のインプラント位置決め用のメタルフレームから製作します。
- インプラント本数が多い場合は、適合精度を高めるため精密な印象採得が必要になります。
- レジンで形態を回復して口腔内試適をします。試適で得た情報を最終補綴装置に生かし完成させます。
当社にて対応可能なインプラントメーカー
取り扱っているインプラントメーカーは以下の通りです。歴史あるメーカーを始め幅広く取り揃えていますので、ご要望に合わせ柔軟に対応できます。お気軽にご相談下さい。